吊り橋効果の意味

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吊り橋効果の意味　[話題] [編集]

吊り橋効果というのは、拡大解釈されていますが、シンプルな実験から来ています。

板のかっちりした橋、吊り橋とわけて複数の男性を通らせます。
そこに同じ女性が通りかかり声をかけます。
そして、もし興味があったら電話ください、と電話番号を教えるだけ、と言う実験です。

あとでその電話にかけてきた人間はくっきり分かれた。
かっちりした橋の男性はほとんど電話してこなかった。
吊り橋であった男性はほとんど電話をしてきた。

危険を共有すると情報に対する注目度が上がるということです。
安定した状態だと捨てる情報を、危険があると捨てないで直視するのですね。

これを、恋愛で譬えたい人が多くて、地震や台風で一緒にいた異性には惹かれる、とやって面白い話にしています。
それはそれで問題ないでしょう。

いつも吊り橋にはいないから、安全な家にいると退屈し、つまらなくなって仲も維持できなくなる。
倦怠期にあの吊り橋に出かけてみると、あの時の感情を思い出し、スタート時の気持ちになれる、とか。

教習所のたとえにもされてます。路面を体験しながら覚えると違うので。

教師が、生徒が居眠りばかりのとき「明日ここはテストするぞ」とか大声でいうと注目度が上がります。
いきなり落第するかもしれない「テスト」という吊り橋を張ったのですから。
生徒はその出すぞという問題付近をよく調べ覚えようとするでしょう。

生理的な共感として納得できます。

とはいえ、これらの連想話はすべて誰も証明もしていないし、吊り橋の情報把握の実験以降に新学説がうまれたわけでもないのですよ。

心理学の常道である「傾向が見られる」にすぎません。
いくつも場合を設定して帰無仮説をたてて実験をし、f検定をしたわけでもありません。

単なるエピソードであり、おはなしです。